ラペティ ― 日本橋で出会う“シン・ビストロ”。岐阜鹿で描く、新しい洋食フレンチ
日本橋本町のビル2階。
落ち着いた街並みに溶け込みながら、扉を開けた瞬間にふっと気持ちがゆるむ、
温かくスタイリッシュな“街のビストロ”。
それが 「L’appétit(ラペティ)」 です。
フレンチの確かな技術を軸にしつつ、
日本人の食文化に根付く 「洋食」 の親しみも大切にするラペティの料理は、
どの皿も軽やかでやさしく、そしてどこか懐かしい余韻を持っています。
そんなラペティが、今回の首都圏フェアで披露するぎふジビエ料理こそ、
店のアイデンティティが色濃く反映された一皿――
◆ “シン・ビストロ” 鹿のデミカツ風
竹炭入りの黒いパン粉で鹿肉を香ばしく揚げ、
デミカツ風の濃厚ソースが絶妙に寄り添う独創的な料理。
■ ラペティが鹿肉を「デミカツ」にする理由
ラペティの料理を語るうえで欠かせないのが、
“フレンチ × 洋食” を心地よく融合させるセンスです。
ぎふジビエの鹿は赤身がしなやかで香りが穏やか。
だからこそ、揚げ物に仕立てても重くならず、
洋食の代表格「カツレツ」「デミカツ」の世界観と驚くほど相性が良いのです。
鹿肉は火が入りすぎるとパサつきやすい難しさがありますが、
ラペティでは厚みに合わせて温度を細かく調整し、
中心はふっくら、外はサクッとした食感に。
さらに、竹炭入りの黒いパン粉で揚げることで、
香ばしさと軽やかさが際立ち、
鹿肉の風味を邪魔することなく、存在感を引き出しています。
■ ぎふジビエ × デミカツソース ― “洋食らしさ”が冴える
ソースはラペティの真骨頂。
フレンチの技法を基盤にしながら、
“デミグラス”のコクと“鹿肉の旨味”を心地よく結びつけています。
・皿の最初の印象は濃厚
・しかし後味は重すぎず、香りが上に抜ける
・肉、衣、ソースの余韻がひとつに溶け合う
まさに、
「フレンチと洋食の間にある、ラペティだけの味」。
ぎふジビエの上質な鹿肉が、
こんなにも軽やかなカツ料理になるのか――
そんな驚きと楽しさを感じられる逸品です。
★★★
ラペティ
L’appétit
050-1725-1194
中央区日本橋本町1-4-1
日本橋ムロホンビル7 2F
火曜日/不定休
