サンフォコン ― ジビエのスペシャリストが魅せる
岐阜鹿の“気品と野性”を封じ込めたロワイヤルとパテクルート
代々木上原の静かな通りに佇む 「Saint FAUCON(サンフォコン)」。
扉を開ければ、そこには“天然ジビエ専門家”である千葉 貴大シェフの世界が広がります。
火入れ、熟成、香りの重ね方――
ジビエを知り尽くした料理人しか到達できない精度で組み立てられた皿の数々は、
ただの肉料理ではなく“自然と生命の物語”そのもの。
今回の首都圏フェアでは、
岐阜の森が育んだ鹿を使い、
サンフォコンらしさがもっとも光る 二つのスペシャリテ が登場します。
◆ 鹿のロワイヤル
気品と深みが同居する、ジビエのエッセンスを味わうひと皿
“一口で世界が変わる”――そんな言葉が似合うほど、官能的な料理です。
鹿血と旨みを溶け込ませた滑らかなロワイヤルは、
舌の上でほどけるように広がり、
繊細でありながら圧倒的なコクを持っています。
ジビエを熟知するシェフが素材と対話するように火入れや濃度を調整し、
雑味はなく、それでいて野性の気配をほんのり残す。
岐阜鹿ならではの透明感ある風味が、
濃厚なロワイヤルの中で見事に調和し、
“滋味の深層”へと誘ってくれる逸品です。
◆ 鹿のパテクルート
精緻な構築美が光る、肉の層が奏でる奥行きのある旨み
サンフォコンの真骨頂が最も表れるのが、このパテクルート。
鹿の妙味を幾重にも重ねた肉の層、
その香りや旨みを閉じ込めるゼラチン質のバランス、
香草とスパイスの緻密な配置――
そのすべてが計算され尽くし、
カットした断面の美しさまで“作品”と呼べる完成度です。
岐阜鹿の赤身の上品さがパテの構成要素と調和し、
ナイフを入れた瞬間から香りが立ち上がり、
口に含めば旨みの層が波のように押し寄せる。
ワインを呼び、余韻を楽しむために生まれたパテといえるでしょう。
■ ジビエ専門店だからこそ成立する、岐阜鹿 × フレンチの精度
サンフォコンがぎふジビエを扱う理由――
それは 「岐阜の鹿は香りがやわらかく、旨味が深い」 という点に尽きます。
・血抜きや処理の丁寧さ
・森の恵みを受けた食性
・透明感のある赤身の味わい
こうした岐阜鹿の特性は、
千葉シェフが得意とする“精緻な香りの設計”と抜群の相性を誇ります。
ロワイヤルの滑らかさの中で感じる純度の高いコク。
パテクルートにおける香りの重層感。
サンフォコンのクラシックな技術が、
岐阜鹿の持つポテンシャルを最大限に引き出し、
“ジビエの美しさ”を皿に昇華させています。
■ サンフォコンで体験する“自然礼讃”のフレンチ
店内は灯りを落とした静謐な空間。
目の前の皿とじっくり向き合える余白があり、
一皿一皿が深く心に響く特別な時間が流れています。
サンフォコンのジビエ料理は、
野性の力強さとフランス料理の気品が完璧に均衡した
“唯一無二の体験”。
岐阜の山の恵みが、千葉シェフの手によって
静かで力強い物語へと昇華される
その瞬間を、ぜひ味わってください。
★★★
サンフォコン
Saint FAUCON
☎︎ 070-4383-3567
渋谷区西原3-5-3
小林ビル 1F
火・水曜日
